山田 徹
Yamada Tohru




近年日本では、無意識のままに養殖されたカラスが社会問題になるほど増えた。
元来、様々な神話や伝承に引用されるカラスは「吉凶」「聖俗」の両義性を持つ
霊鳥でもある。
「見えるモノと見えないモノの間に生じる畏怖感」を追求してきた私にとって(美しさ
のあまりに)拾ったカラスの羽が、不可視なモノへのリアリティを獲得する為の武器
(絵の具)となったのは偶然だったのか…。
そして、見えないモノや意識されないモノを立ち上げてゆく現代の芸術は、社会に
対して多様な威力を内包した「爆弾」であると言えないか。
梶井が「檸檬」で夢想した様に…。



プロフィール

1967 神奈川県生まれ
1991 東京デザイナー学院卒業
1993 美学校絵画教場修了
1995 Gアートギャラリー個展
1996 GALLERY ARK個展
1997 ギャラリー代々木個展
1998 ギャラリー代々木個展
    アートサロンアクロス個展
1999 マキイマサルファインアーツ個展
2000 ギャラリー代々木個展
2001 Gアートギャラリー個展
2003 トーキョーワンダーサイト個展
    トーキョーワンダーウォール都庁個展
    トーキョーワンダーウォール公募2003(東京都現代美術館)
2004 トーキョーワンダーサイト個展
2005 トーキョーワンダーサイト個展
    「神日本紀行」ピガ画廊2個展
    (ワンダーシードemerging artist)グループ展


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