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in KAWAGUCHI Vol,16

怪談夜宴2018

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朗読者 in KAWAGUCHI Vol.1

KAWAGUCHI ART FACTORY
(鋳物工場をそのまま利用したART SPACE)川口市元郷 2-15-26 日本金属鋳造工業(株)内 * map

「 キューポラのある街 」で名を馳せた川口は古くから鋳物工業を中心にものづくりの街=産業都市として栄えて来た。
近年はそれらの工場に代って高層住宅=マンションが立ち並び住宅都市へと変貌を遂げている。
戦前は軍需工場、戦後は機械部品製造の鋳物工場として稼動して来た「日本金属鋳造工業株式会社」は現在、中小の製造業者の作業場
と共に、アーティストのアトリエスペースとして、更には特異な空間特性を生かした現代美術の展示、撮影スタジオなどとしての場
「KAWAGUCHI ART FACTORY」として生まれ変わっている。
川口の記憶を刻印するこの場所から未来に向けて新たなアートやメッセージを発信し続けている。

■上演日時・・・・2013年11月3日(日) 17:00開場・17:30開演 ※ 終演後、小トークあり。   チラシ表   チラシ裏
               11月5日(火) 18:30開場・19:00開演 各日共、入場無料(要予約)

■上演作家・・・・フリオ・コルタサル 1914年- 1984年。アルゼンチンの幻想文学作家であり、短編の名手。 *




「 夜、あおむけにされて 」

/出演:奈佐 健臣
/音楽・コントラバス演奏:河崎 純
/演出・美術:北川原 梓

(あらすじ)

ある朝バイク事故を起した“彼”。
“彼は”運び込まれた病院のベッドの上、生臭い悪夢に苛まれる。
眠りと覚醒、夢と現実を行き来する内に辿り着いた“彼”の未来とは・・・。
コルタサルの代表的テーマである、タブーの侵犯と其処から産まれる悪夢、
夢と現実の錯綜を鮮やかに描き出した作品。1956年発表

鉄の持つ圧倒的な無国籍の魅力を、海外の作家で表現。
近年続く工場のマンション化に伴い、だんだんと失われていく鋳物の記憶。
1500度以上に熱せられた鉄を、その烈しく燃え上がる鉄に挑み続けた鋳物師達を、見守り続けた空間を体感することで
“鋳物の記憶”を留めたい。
中身はすっぽり抜け落ちても、外側はそのままにしっかり“生き続けている”この場所は、まさに夢か現か。
夢と現実の交錯を鮮やかに描き出すコルタサル氏の作品と出合う場所として、最適である。

■美術素材・・・・工場、鋳物、鋳造砂、資材用鉄箱。



■観賞者の声・・・・

・非日常の空間で行われる夢と現実を行き来する題材は素晴しかった。

・音楽の疾走感が物語のメリハリを作ったと思う。

・言葉、音、空間が一体となってまとまりの感じられる舞台だった。

・初めて知った物語だがどんどん内容に引き込まれた。


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